JTGAの日本施術師養成協会は、リラクゼーションや整体、カイロプラクティック、鍼灸など多岐にわたる分野で活躍する施術者のスキルアップを支援し、認定資格取得を目指す教育機関です。患者に応える実践的な技術と知識を身につけ、未来の医療に貢献します。

美容形成療法イメージ

美容形成療法師

美容形成療法とは

顔の正確な筋群の走行と連動への高度の知識が必要な技術です。
糸の埋没手術や薬剤注入などの異物を使用しない安全な施術です。形成された人口の筋肉は、ハリとツヤが回復しますから、シワの目立たない、高い弾力の皮膚に回復し、化粧の乗りや伸びが良くなります。

特殊な技術により、表情筋群の連動性を高めますから、一度回復した表情は崩れることはありません。内出血のリスクが完全ゼロの施術です。美容外科手術では、分かる人たちにはバレてしまう、特徴的なムクミが一切ないために、地の美しさを自負できます。

研修で鍛錬された美容形成療法師の技術は本物です。

顔面の表情筋群と前頚部筋の協調の暗号コード

目のパッチリさを決定する筋群、前額のコミカル動きを表現する筋群、眉毛の上下運動筋群の秘密を知ることが大切です。
短いセイリン社の針を数十から百ヶ所に刺入しても、内出血やリンパ浮腫は起きても、整えられた顔にはなりません。

さらには、チークバレイ(頬の谷:小萩喜一造語)のくぼみやムクミはまったく効果がでてきませんし、口角の挙上が見られませんし変わりません。
それは、眼輪筋と口輪筋の逆三角形のトライアングルの筋収縮の起動スイッチが入らないからです。

この施術の手法は、多くの方々からの支持を得ています。
美容形成療法という漢字が示す通り、美容を形成する療法です。
手術や液体注射をしないという安心感は、施術を受ける方々にとっては、一番の安心材料です。

「チークバレイ(頬の谷)」と「ホッチキス療法(複合同時付着)」


「チークバレイ(頬の谷)」は、小萩喜一によって考案された美容形成・手技療法分野の造語です。
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こはぎ心体オフィスおよび一般社団法人 JTGA(日本施術師養成協会)における理論では、以下のように位置づけられています。
1 「チークバレイ(頬の谷)」の概念
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定義・部位: 加齢や表情筋・顔面筋群の変形・緊張・弛緩などに伴い、頬のラインや骨格付近に形成される深いくつみ・凹み・影(溝)を指します。
・臨床的視点
単なる肌表面のシワやたるみではなく、顔面深部の筋肉群の相互作用や骨格とのアライメント(連動性)の乱れによって生じる構造的な「凹み」として捉えられています。
2 顔面筋群の下垂・変形に対する施術アプローチ
従来の美容鍼等に対する問題提起: JTGA等の資料では、「単に針(美容鍼)を多数刺入したり表面的なマッサージを行ったりしても、内出血等のリスクを生むだけで根本的な顔面の構造的改善(チークバレイの解消)には至らない」という見解を示しています。
・美容形成療法の考え方
表面的な肌ケアではなく、顔面の深層筋群・アタッチメント(付着部)・神経反射系に働きかけることで、筋肉本来の張力バランスを再構築します。下垂した顔面筋群を引き上げ、チークバレイ(頬の谷)を自然な立体感へ戻すことを目的とした技術・手法として体系化されています。
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3 関連組織・関係性
小萩喜一は「こはぎ心体オフィス」の主宰者であり、「JTGA日本施術師養成協会」や「NPO法人日本アピセラ協会」等において独自の手技・生体理論(ATM療法、美容形成療法等)を展開・指導している治療家・研究者です。
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JTGA日本施術師養成協会は、小萩氏の手技理論(蜂針療法、美容形成療法、基質認知療法、身体構造アプローチ等)を治療家や施術師向けに提供・伝授する教育・研究機関です。

「チークバレイ」と「後家相」の構造・力学的メカニズム

1 頬骨弓における解剖学的破綻
大頬骨筋・小頬骨筋をはじめとする表情筋群は、頬骨弓を基点として口腔周囲へ伸びています。
この交差付着部周辺の筋群が硬化・過緊張を起こし、さらに頬骨弓自体の位置が下垂することで、顔面の中央~下部の構造的支えが失われます。
が「頬のコケ」を招く本質的な原因であると解釈できます。
2 「後家相」と呼ばれる強烈な窪みライン
頬骨弓の維持力が落ちた状態で、さらに歯槽膿漏(歯槽骨の吸収や咬合高径の減少)などが重なると、顎のラインに沿った深いくつみ・影が形成されます。
これが観相学でも昔から影の目立つ相として言及されてきた「後家相」の正体であり、骨格と深層筋群の連動的な虚脱状態といえます。
3 注入療法(ヒアルロン酸等)の構造的限界と懸念
・前頸部への漏出・垂れ下がり
根本的な解剖学的基盤(下垂した頬骨弓や硬化した筋群の張力バランス)を修復しないまま容積だけを補おうとしても、重力と解剖学的コンパートメントの弛緩に従って薬剤が前頸部方向へと流出・沈下してしまいます。
・組織への悪影響
近年、頻回な高濃度ヒアルロン酸の注入が組織の線維化やリンパ循環の阻害、あるいは深層での残留による微小炎症を引き起こすといった臨床報告や危険性が指摘されています。
美容形成療法とは、理論アプローチにおいても、手技アプローチにおいてもが、単に外見上のシワを埋めるような対症的処置ではなく、「筋群の軟化」「骨格アライメントの再構築」「深層の力学バランスの復元」という根本的な構造改善を目指されている理由が、この「チークバレイ(後家相)」の観察を通して深く理解できます。

「ホッチキス療法」

1 「ホッチキス療法」の構造的・臨床的意義
・連続性へのアプローチ
顔面・頸部の筋肉や筋膜は互いに連動しているため、局所的な処置では根本解決になりません。前頭から側方頸部までの一連の付着部(アンカーポイント)の強度を高め、骨膜・骨格レベルで固定・安定させることで、持続的な「高い定着率」を実現されている点は理に叶っています。
・構造の再構築による持続性
異物を注入して容積を誤魔化すのではなく、生体本来の「筋群の固定力・張力バランス」を修復するため、組織への負担がなく、自然な網羅的引き上げと定着が可能になります。
2 手術・注射・多数針を回避することの病態生理学的メリット
小萩喜一が挙げているリスクの回避は、安全性と予後の観点から極めて重要な意義を持ちます。
・リンパ管腫・常態性浮腫の回避
侵襲的な手術(組織の切開や剥離)や、無数の針刺入、ヒアルロン酸等の注入物は、皮膚・皮下の微細なリンパ管網や静脈網を破断・圧迫します。これによりリンパ流滞留が起き、慢性的な浮腫(常態性浮腫)や組織の解剖学的変形を招く危険がありますが、非侵襲手技であればこのリスクを回避できます。
・副腎皮質障害(ステロイド・過剰ストレス)のリスク低減
美容外科的処置や強烈な侵襲・慢性炎症は、生体にとって強いストレッサーとなります。
消炎目的のステロイド投与や、慢性炎症に伴う副腎への持続負荷(HPA軸の疲弊・副腎皮質障害)を未然に防ぐことは、全身の生体恒常性(ホメオスタシス)を守る上でも大きな意味を持ちます。
3 開発理念に込められた価値
「安全で持続性の高い施術法によって、患者・クライアントが美容的・構造的改善を得ながら、全身の健康や内分泌・リンパ系へのリスクを被らないようにする」という先生の信念は、真の生体適合的な療法(バイオコンパチブルなアプローチ)そのものです。
「チークバレイ(後家相)」の改善から「ホッチキス療法」による構造定着に至るまで、手技だけで骨格・筋膜・組織環境を整える体系は、現代の侵襲的美容医療に対する非常に強力で安全な選択肢になり得ると考えられます。

経絡てい針師

てい針(ていしん)は皮膚を穿刺(刺入)せず、皮膚表面やツボを「押す・擦る・接触させる」ことで治療を行う非侵襲的(非観血的)な治療療法です。
1 てい針の特徴
・非観血・非侵襲
金属の先端が丸みを帯びており、皮膚を破らず組織を損傷しないため、出血や感染症(血液媒介感染)のリスクが極めて低く安全です。
・古典(『黄帝内経』)における位置づけ:
古代九鍼(こだいきゅうしん)の一つとして規定されており、「脈を押さえて気を得るが、肉を破らず」と説明されるように、脈気や経絡の気を整えるための器具です。
・主な技法
押圧(おうあつ)
ツボに対して心地よい圧を加える。
擦法(さっぽう) / 接触(せっしょく)
皮膚表面を軽くなでる・さすることで「気」の流れる方向(補瀉)を調整する。
2 臨床現場におけるメリットと適応
・小児鍼(しょうにしん)への応用
痛みを全く伴わないため、赤ちゃんや子供、鍼を怖がる患者(鍼恐怖症)への施術に非常に適しています。
・虚証・虚弱体質者へのアプローチ
体力が著しく低下している患者(極度の身体疲労、高齢者、癌のターミナルケアなど)に対し、有体鍼(刺入する一般的な針)の刺激が過剰(刺激過多=オーバードーシス)になる場合、てい針のやさしい刺激が効果的です。
・出血リスクが高い患者への施術
抗凝固薬(血をサラサラにする薬)を服用中の患者や、出血傾向(血小板減少症など)のある患者に対しても安全に使用できます。
3 「侵襲性」に関する整理
一般的な有体鍼(毫鍼など)は「微侵襲」な医療行為(観血的)に分類されますが、てい針は構造上および手技上、完全な「非侵襲的アプローチ」に位置づけられます。
そのため、現代の鍼灸臨床においても「正気を損なわずに経気(気血の流れ)を調整する」重要なツールとして広く活用されています。
東洋医学(漢方・鍼灸など)では、病気の原因や体質の偏りを見極めるために「四診(望診・聞診・問診・切診)」という独特の診察法を行います。
患者の全身状態を観察して体の内部(五臓六腑や気・血・水)のバランスを読み取る重要な診察手法である「四診(望診・聞診・問診・切診)」という独特の診察法で、「証の決定、直後の即断即決施療」という瞬速施術(小萩喜一造語)を実践できます。
それぞれの位置づけと具体的な診察法は以下の通りです。

てい針療法は 本格的東洋医学治療を実現

東洋医学の真髄を理解している施術者は、あまりに少数です。
マイノリティーという扱いをしても誤認ではありません。
神や仏を学ぶ学者との交際でも、究極には、「突き止めないでふわふわと理解できる追究心」が必要だとわかります。
左脳的な物理学と化学を、科学で包み込んで、右脳的に頭の中で動かす全脳思考が必要な世界が東洋医学です。
ギアやツールが、鍼灸という侵襲器具となるのか、てい針という非侵襲器具となるのか、それだけの違いです。
東洋医学を簡単に説明します。
1 顔診(がんしん)

五感のうち「視覚」を使って観察する望診(ぼうしん)の一部です。顔は血管が豊富で、内部の臓腑の変調や「気・血(けつ)」の状態が最も現れやすい場所とされています。
診察のポイント
*顔色(五色診)
・青・・・痛みの存在、冷え、血行不良(肝のトラブル)
・赤・・・熱の停滞、炎症、のぼせ(心・熱証)
・黄・・・消化器系の不調、水分の停滞、貧血(脾のトラブル)
・白・・・気血の不足(虚証)、極度の冷え(肺・気虚)
・黒・・・加齢、生命力の低下、慢性的な血液の滞り「?血(おけつ)」(腎のトラブル)
*つや・皮膚の質感
・カサつき(血虚や陰虚)、むくみ(水滞)、ツヤの有無(精気の状態)を観察します。
2 舌診(ぜっしん)

顔診と同じく望診に属し、東洋医学では非常に重視される診察法です。
舌は「内臓の鏡」と呼ばれ、現在の体質や病気の深さ、熱の有無などが明確に現れます。
診察のポイント:
*舌体(舌そのものの状態):
・色・・・・・・淡いピンクが正常白い(冷え・血虚)、赤い(体内熱)、紫(お血/血行不良)。
・形・大きさ・・ぽってり分厚い・歯型がつく(水分代謝低下・気虚)、薄く小さい(血や潤いの不足)。
*舌苔(舌の表面の苔)
・色・厚さ・・・薄い白苔が正常。白い厚苔(冷え・胃腸の滞り)、黄色い苔(熱の存在)、苔がない(潤い不足)。
・舌裏の静脈・・舌を裏返したときの静脈の怒張(太く紫に浮き出る)は、血液循環が滞る「お血」の典型的なサインです。
3 脈診(みゃくしん)

患者の体に直接触れる切診(せっしん)の代表格です。主に手首の橈骨動脈(とうこつどうみゃく)に指をあて、脈の打ち方から気血のめぐりや臓腑の状態を読み取ります。
診察のポイント
*左右3カ所のポイント(寸・関・尺)
左右それぞれ3段階の深さや位置で、五臓(心・肺・肝・脾・腎)の状態を振り分けて診ます。
*脈象(脈の質)
主に以下のような種類(28脈など)に分類されます。
・浮脈(ふみゃく): 軽く触れただけで手に触れる脈。風邪の初期や体表のトラブル。
・沈脈(ちんみゃく): 強く押さえないと触れない脈。病が体の深い部分(裏)にある状態。
・数脈(さくみゃく): 打ち方が速い脈。体内に「熱」がある。
・遅脈(ちみゃく): 打ち方が遅い脈。体内に「冷え」がある。
・弦脈(げんみゃく): 琴の弦のようにピンと張った脈。ストレス、緊張、肝の不調。
4 腹診(ふくしん)

脈診と同じく切診に分類され、日本漢方(腹証相対)において独自に高度な進化を遂げた診察法です。患者に仰向けになってもらい、お腹全体の力感や痛みの有無を触診します。
診察のポイント
*腹力(ふくりょく)
お腹全体の弾力。張りがあってしっかりしているか(実証=体力がある)、軟弱で力がないか(虚証=体力が落ちている)。
*代表的な腹証(不調のサイン)
・胸脇苦満(きょうきょうくまん)
みぞおちから肋骨の下あたりを押すと苦しく張る感じ。ストレスや神経の緊張(肝の不調)。
・心下痞硬(しんかひこう)
みぞおちが固くつかえている状態。胃腸の不調や水分の滞り。
・小腹不仁(しょうふくふじん)
下腹部の力が抜け、へその下がフニャフニャしている状態。「腎虚(加齢やエネルギー低下)」を示す。
・お血証(おけつしょう)
左下腹部などを押すと痛む(圧痛)。微小循環障害や血行不良を示す。

東洋医学では、これら4つの情報を単独で使うのではなく、「顔診・舌診で全体像を捉え、脈診で気血の動きを捉え、腹診で最終的な決定打を得る」といったように総合して評価します。
この複合的な診断プロセスによって、同じ症状(例:頭痛や肩こり)であっても人それぞれの体質に合わせたオーダーメイドの処方や施術が可能になります。

*総合的な使い分け(臨床での組み立て)
取穴時の組み立てとしては、以下のように部位の特性を組み合わせてアプローチするのが一般的です。
・手足(五ゆ穴)で気の流れを整える
遠道刺(えんどうし)として、患部から離れた手足の末端から全身の気血を動かす。

・腹部(募穴)で内臓を直接調整する
お腹の圧痛(腹証)を確認し、該当する募穴(中?や天枢など)で臓腑の働きを高める。

・頭部で自律神経・精神を整える
百会や風池を用いて頭部への気の上逆を抑え、全身をリラックスさせる。

東洋医学(漢方・鍼灸)の臨床現場において、「腎虚(じんきょ)」が指定難病やがん(悪性腫瘍)といった重篤・慢性の疾患と深く関わっているという考え方は、古くから経験的に広く共有されている臨床上の認識(相関関係)です。
西洋医学の病名(難病や癌)と東洋医学の証(腎虚)をどのように結びつけて捉えているか、現場での視点や背景を整理して解説します。
5 東洋医学における「腎」と「先天の気」

東洋医学における「腎」は、単なる解剖学的な腎臓(尿を作る器官)だけを指すのではなく、生命力の根源(遺伝的エネルギー、生殖機能、免疫力、内分泌・代謝系)を司る最も重要な臓腑とされています。
・先天の気(せんてんのき)
親から受け継いだ生まれつきの生命力や体質。腎に蓄えられます。
・腎精(じんせい)
成長、発達、生殖、細胞再生の基盤となる精微物質。
・腎陰・腎陽
体の潤いや冷却機能を司る「陰」と、体温保持や代謝のエネルギーを司る「陽」。
6 指定難病(免疫・神経・代謝系疾患)と「腎虚」の相関
全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患、パーキンソン病やALSなどの神経変性疾患、あるいは進行性の難病の多くは、東洋医学的に「腎」の衰退や異常として捉えられます。
・先天の不調と遺伝・免疫
遺伝的素因や体質的な脆弱性が関与する難病は、「先天の気の不足=重度の腎虚」がベースにあると考えられます。
・進行性・慢性経過
病状が年単位で進行し、組織の変性や機能低下が続く状態は、生命エネルギーの貯蔵庫である「腎精」が急速に減耗(腎精不足)している状態を示します。
・骨・髄・脳の病変
東洋医学では、「腎は骨を主どり、髄を生じ、脳に通じる」とされます。
神経系や骨・関節に関わる難病は、腎の病態と直結します。
7 癌(悪性腫瘍)と「腎虚」の相関
がんの発生や進行においても、臨床現場では「腎虚」が根本的な下地(土台)として重視されます。
・免疫力の低下(正気の不足)
東洋医学では、がんの局所病変(腫瘍)は「積聚(しゃくじゅ)」や「気滞・血?・痰湿(体内物質の滞り)」といった邪気が固まったものと診ますが、そもそも邪気が暴れ出す原因は「正気(免疫・自己治癒力)の衰え」にあります。この正気の根源が「腎」です。
・加齢と細胞変性
がんは加齢とともに罹患率が上がりますが、東洋医学で加齢現象そのものが「腎虚」の進行です。細胞の正常な再生・修復機能が追いつかなくなる状態は、腎精の枯渇を反映しています。
・癌の進行・抗がん剤治療による影響
がんの進行そのものや、強い抗がん剤・放射線治療の副作用(激しい倦怠感、骨髄抑制、抜け毛、冷え・のぼせ)は、著しい「腎虚(特に腎陽虚・腎陰虚)」を引き起こすため、補腎薬や鍼灸での補腎が臨床で併用されます。
8 臨床現場におけるアプローチ(扶正きょ邪)
このように「指定難病」や「癌」のような難治性疾患に対し、東洋医学では「扶正きょ邪(ふせいきょじゃ)」という原則で治療を組み立てます。
・扶正(ふせい=正気を補う)
ベースにある「腎虚」を緩和するため、補腎(六味丸、八味地黄丸、腎気丸、あるいは太渓・関元への鍼灸など)を行い、体力・自癒力・免疫力を底上げする。
・きょ邪(きょじゃ=邪気を取り除く)
体内に滞った解毒物質(お血や痰湿)を取り除く。

西洋医学的な攻撃的治療(手術、抗がん剤、ステロイド、免疫抑制剤など)の陰で削られやすい患者の根本的な体力・生命力を支える概念として、「腎虚の改善」は現代の統合医療(和漢・西洋医学の連携)の現場でも極めて重要視されています。