日本施術師養成協会(JTGA)は、リラクゼーションや整体、カイロプラクティック、鍼灸など多岐にわたる分野で活躍する施術者のスキルアップを支援し、認定資格取得を目指す教育機関です。患者に応える実践的な技術と知識を身につけ、未来の医療に貢献します。

基礎認知療法イメージ

基礎認知療法

基礎認知療法とは

生きる狙いや意図は、消えかけている青白い小さな炎であることを隠して、燃えたぎる赤紅の炎のように見せてようとしているだけの、頑(カタク)なな拘(コダワ)りでしかありません。親からもらった良心には呵責(カシャク)が起こらず、いろいろなものに感謝をしながら素直に生きている人は少ないものです。

意図を隠せば隠すほどに、他人からは的確に見透かされてしまいます。
なぜならば、他人は同様の失態を、体験して経験して大後悔して教訓にしているからです。他人は知っているが、自分は知らない自分は隠し通せないからです。多くの人の人生は、基質の持つ基質内在特性を隠して、成れない人を必死に演じ上げる模倣演劇をしているだけです。

高い高層ビルの階段を昇る時、次の階段が昇ったフロアーの途中から見えるのは、ビルの中間のフロアーまでです。次の階段は視界にはありません。

人はここで、昇り終わったと勘違いをしてしまいます。次の階段は、フロアーの一番奥の壁の向こうにあったのです。犯罪を犯してしまったり、過失による損害を与えたり、薬物や賭博の中毒になったり、ゴールだと錯覚してしまった人が、真逆(マサカ)という急な下り坂を転げ落ちます。

自分の枠(ワク)を抜け出して、成れないものに成ろうした人は、自分では気がつかないように、潜在意識や無意識や無意識下で、崩壊の願望いわゆるタナトスを実行してしまいます。自分の基質を学んでいれば、決して陥(オチイ)らない所業です。しなくともよい残念な経験です。リカバリーする回復力いわゆるレジリエンスが高ければ、人生の失敗や前科は、左胸に貼って誇る勲章となりますが、多くの人はそこから没落して再起不能となります。

学業ではない知識を学んでいれば、無駄な時間は経験しなくて済んだのです。

基質は基質と重なり合って基質型を構成

人体は、遺伝要因と疾患要因と環境要因と言動要因などから、4つに分類できるタイプとなります。
なぜ、あの人はああなのだろうという愚問の自己問答は、人体を研究していない人には到達できない無意味な予測問答でしかありません。統計学的占いとしかなりません。

必ず、同じ反応を示すことを、医療では「再現性」と表現します。
「確からしさ」という「確率」でもなく、「必ず仕出かす」という「再現性」なのです。精神医学の臨床家のためのガイドブックの「ICD11」や「DSMー5」での分類をも網羅する「基質型分類」は、25年前から構成と演繹と帰納を繰り返してきました。消極的で受動的なパッシブ・メディカルと積極的と能動的なアクティブ・メディカルの違いです。

人の思考と言動という複雑怪奇な行動様式は、分類学を学べば大きな納得を可能にします。当てに行く推論ではなく、当たっている結論こそ、未来型の医学です。

基質認知療法は、一般的な認知療法・認知行動療法での、認知に働きかけて気持ちを楽にする精神心理療法ではありません。考え方のバランスを取ってストレスに上手に対応できるこころの状態をつくっていき、ものの受け取り方や考え方によるストレスと悲観的考え問題を解決できない心理状態に追い込む傾向の緩和療法ではありません。

基質認知療法は、基質とは何かがを理解して、自分へのリラックスを寛容させる効果を持ちます。一問一答での解決方式ですから、あれこれと例外を探さなくてもいい医療理論です。